(前編からのつづき)
「ミニ太陽光発電システム」は,①ソーラーパネル②チャージコントローラー③バッテリー④インバーターという4つの機器をケーブルでつなぎ組み立てます.それぞれの役割や仕組みを学びながらの作業です.
ボルト・アンペア・ワット,交流?直流?正弦波?
こんなに身近なはずなのに,目に見えない電気の仕組みは知らなかった(いやいや,子どものころに習っているはず?!)ことが多く,頭に「???」が浮かぶこともしばしば.無事電球に明かりがついたときには「おぉ~」と声があがりました.
今回私たちが作った太陽光発電は,太陽の光を3日間浴びてフル充電できるサイズ.何にどのくらい使えるかは,使用する機器のワット数などで変わってくるので,これから実際に身近なもので試しながら学んでいきます.
「電気を意識しながら暮らす」ということ
“電気はどこからやってくるの?”“私が一日に使っている電力はどのくらい?”“毎日家を明るく照らしてくれる電力.発電するにはどれほどのエネルギーが必要?”“節電のためにできることはなんだろう?”電気を意識し始めると,疑問が次々浮かんできます.
自然エネルギーで電気を手づくりできれば,停電時も使い続けることができて災害時の備えにもなります.こうしたワークショップや自然エネルギーを身近に体感できる機会をきっかけに,ひとりひとりがエネルギーについて考え,自分たちの暮らしにとって“いいエネルギーの使い方”を見つけていくことができるかもしれません.そんな“きっかけ”を,つなぐつくるプロジェクトでつくっていきたいと思っています.(記:町田絵里奈)
do it ourselves, Electricity | 藤野電力